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代表取締役会長 大里洋吉

より魅力ある日本へ―文化発信を使命として

平素よりアミューズグループに格別のご理解とご支援を賜り、心よりお礼申し上げます。

2013年に年間1000万人を突破した訪日外国人観光客数は、昨年は約3000万人まで達し、まさに「インバウンド」が日本経済に大きな影響力を持つようになっています。そのような状況の中、時代は、「モノ消費」から「コト消費」へとシフトし、日本を訪れる外国人観光客からも、日本での「コト消費」は大きな注目を浴びています。しかしながら、日本には、神社仏閣、和食や温泉などを除いて、魅力的な「コト」が十分に育っていないのではないでしょうか? また、海外向けの情報やチケットアクセスなどのインフラもまだまだ整備されていないのが現状だと考えています。

そのような中、インバウンド機運に先駆け、2015年に「東京ワンピースタワー」をオープンしました。海外でも非常に人気の高いアニメコンテンツである『ONE PIECE』をテーマとした大型常設テーマパークで、アトラクション、ライブショー、映像シアター、レストラン、オリジナル限定グッズが買えるショップ等を、東京のシンボルとされる東京タワーで展開しており、昨年度は来場者の約3割が外国からのお客様となっています。しかしながら、日本がより魅力的な観光立国となるためには、自社、または一つのコンテンツだけでのインバウンド対応では間に合いません。今こそ、国や地方行政、他社と協力することで、日本における文化の集積地をつくり、いつ来ても楽しめるロングランの「コト」を生み出していくことこそが重要なのです。まさに、「コト消費」という視点からも、日本の文化そのものをブランディングしていく必要があると実感しています。

アミューズは創立以来、アーティストを中心に質の高いエンターテインメントを生み出し、多くの方々に「コト」を届け、「コト」を楽しむ瞬間を提供させて頂いております。この長年の経験を活かし、「日本」の文化発信の一翼を担いたいと願っています。「文化を創り、文化を届ける」、このことを使命とし邁進するアミューズに、より一層のご支援とご理解を賜りますよう、引き続きよろしくお願い申し上げます。

2018年6月